中小企業のIT担当者に読んでほしい本
「小さな会社のIT担当者のためのセキュリティの常識」という本を読みました。
セキュリティに興味があったので読んでみたのですが、「サイバー攻撃」「コンピューターウイルス」が実際に引き起こした事件やそれらを防ぐための方法など、非常にためになる情報が詰まっていたので、そこらへんの感想を書いていきます。
感想
「ウイルス対策ソフトがあるから大丈夫」
「別に盗まれて困るような情報はない」
そういった考えを一新し、今までに持っていたセキュリティに関する知識を塗り替えてくれる本でした。
セキュリティ対策でするべきことや心がけることを中心に解説され、対策方法がCheck欄としてまとめられているので、中小企業のIT担当者の方向けに構成されています。
社内ネットワークの設定情報を整理する方法やすぐにできるセキュリティ対策方法をイラストを用いて解説され、IT初心者でもわかりやすくなっています。
また様々なサイバー攻撃やコンピュータウイルスについて解説し、それらが引き起こした事件を紹介することで、危険性が身近に伝わってきました。
他にも業務上で扱うデータを保存しているスマートフォンやタブレット等のセキュリティ対策方法も掲載されているので、情報漏洩を防ぐための手段を知ることができました。
この本を読んでいてわかったのですが、中小企業で被害に遭ったとしても、テレビではあまり報道されないんですね。
大手が被害に遭うのよりもインパクトが無く、被害を受けた中小企業も風評被害を防ぐためにネガティブな情報を流さないためだそうです。
しかしサイバー攻撃による中小企業への被害が多発しているのは事実です。
あなたの会社がサイバー攻撃を受けないという保証はどこにもありません。
もしあなたが小さな会社のIT担当者であるのならば、ぜひこの本を読んでほしいです。
