SCP-005-JP - 4羽の鳥の彫刻
SCP-005-JP-2: せめて特務技官の口が自由でさえあれば……。
SCP-005-JP-3: やめたまえ、それ以上は!
引用元:http://scp-jp.wikidot.com/scp-005-jp
SCP-005-JP - 4羽の鳥の彫刻
SCP-005-JPの簡易的な解説
SCP-005-JPはペリカン目だと思われる4羽の鳥の金属彫刻です。
ペリカン目というと、トキやハシビロコウといった鳥が有名ですね。
なのでそんな感じの鳥をイメージしてください。
SCP-005-JPの材質は異常の無い合金ですが、破壊不能です。
また、1羽だけ魚を咥えている個体がいます。
その魚も同じ合金から成っていて、同様に破壊不能です。
個体識別のためにSCP-005-JPには番号が書かれた木札がかけられています。
魚を咥えている個体は4番です
SCP-005-JPは周囲の状況を知覚したり、日本語で会話をしたりできます。
しかし、あくまで彫刻なので動いたりはできません。
会話をするときは、しばしば「偉大なる四羽の鷹」を自称します。
※鷹はペリカン目ではありません。
SCP-005-JPの魅力
SCP-005-JPの魅力は「会話ログ」にあります。
SCP-005-JP-1,-2,-3: 我々は偉大なる四羽の鷹である!(声を合わせて)
引用元:http://scp-jp.wikidot.com/scp-005-jp
この言葉とともに、桑名博士からSCP-005-JPへのインタビューは始まります。
インタビューによると、どうやらSCP-005-JPは帝国を救済するべく天から降り立ったそうです。
降り立った日を「皇紀2660年5月1日のことである」と言っているので、おそらく帝国は日本のことで間違いありません。(皇紀は神武天皇即位紀元のこと)
そして、軍事力を行使して日本を救済すると言っているのですが、桑名博士が「動けないのにどうやって・・・?」と尋ねると
SCP-005-JP-1: 我々は動けないわけではない!
SCP-005-JP-2: せめて特務技官の口が自由でさえあれば……。
引用元:http://scp-jp.wikidot.com/scp-005-jp
と言ってきたので、どうやら特務技官がSCP-005-JP内にいて、その人(ペリカン?)がなんとかできるそうです。
桑名博士: 特務技官は誰ですか?
SCP-005-JP-1: (少しの沈黙)4の札をかけられている彼だ。
桑名博士: ああ、そうですか。インタビューは以上です。ありがとうございました。
引用元:http://scp-jp.wikidot.com/scp-005-jp
ん?インタビュー終了しちゃうの?
結構大事なところだから、その特務技官とやらに聞いた方がいいんじゃない?
あれ、ちょっと待てよ・・・、4の札?
4の札をかけられているのは確か・・・、あの魚を咥えている個体だったっけか。
あっ・・・(察し)
メモ: インタビュー中、SCP-005-JP-4のもがっもがっという音が断続的に記録されていました。
関連Tale
SCP-005-JP-4が咥えている魚を破壊するために、桑名博士が蒐集院で修行を積みます。
博士が苦闘する描写が非常におもしろいので、ぜひ一度だけでも目を通してみてください。
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「SCP-005-JP - 4羽の鳥の彫刻」は"Kwana"作「SCP-005-JP」に基づきます。
http://scp-jp.wikidot.com/scp-005-jp
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